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残念から生まれた倖せ

田中カウンセラー

こんにちは!
カウンセラーの、田中 里美 です。

もうすぐクリスマスですね。
子どもたちが、わくわくするこの時期、二児の母親としては‥
プレゼントの用意、ご馳走の準備‥などなど、
正直、ちょっと大変‥もあります。

でも「ちょっと大変」の中に‥
子ども達の笑顔!という「倖せ」が、あることを知っていますので‥

今年も「クリスマスを、思い切り楽しみたいな♪」と思っている私です。

話は変わります。

私は「読み聞かせボランティア」という活動に参加しています。

小学校の図書室で‥月に数回、昼休みに絵本の読み聞かせをします。
活動を始めて6年‥無理なく楽しく続けています。

さて、ここで‥絵本が大好きな 私の「クリスマスのおすすめ絵本」を、一冊紹介させてください。

☆☆☆

『おばあさんのスープ』
絵・水野二郎 文・林原玉枝

クリスマスの夜、ひとりぼっちのおばあさんは、小さなお鍋で、1人分の野菜スープを作っていました。

そこへ、トントン‥と、扉を叩く音が‥
ドアを開けると、寒くて凍えたウサギがいました。
「あらまぁ、可愛いお客様!」と、おばあさんはにっこり‥
「 野菜スープのいい匂いがするね。」と、ウサギはお腹を空かせている様子。

おばあさんは、ウサギを中に入れて‥自分のスープを半分、ウサギに分けてあげます。

ウサギが喜んで、スープを飲もうとしたら‥

また、トントン‥ と、扉を叩く音がして、今度は、キツネがやって来ます。
「あぁ、野菜スープのいい匂いだ〜」と、キツネもお腹が空いているようです。

ウサギは、キツネに言います。
「ダメだよ!スープは、僕とおばあさんの分しかないよ」

でも、おばあさんは「いいよ、お前もお腹が空いてるんだよね」と、キツネも中に入れてやります。
そして‥おばあさんのスープと、ウサギのスープの皿から、キツネ用の皿に、スープを分けてやります。

そこへ‥ドンドン! 今度はお腹を空かせたクマがやって来ます。

「君の分はないよ」と、キツネが反対しますが、おばあさんは、クマも中に入れてやり、同じようにスープを分けてやります。

またそこへ‥とんとんとんとん‥‥

ネズミ、鳥、リス‥森の小さな動物たちが、お腹を空かせ、やって来ました。

おばあさんは、全員 中に入れてやり‥

戸棚のお皿を、全部出して‥

スープを、全員に均等に分けました。

皆で分けたから、一人分のスープは、ほんのちょっとずつになってしまいましたが‥

最後の場面では、雪景色の中に‥おばあさんの家があり、窓から、おばあさんと動物たちが、嬉しそうにスープを飲む姿が描かれています。

この絵本は、私が保育士時代に、12月になると‥クリスマス絵本として本棚に出してあり、子どもたちに大人気でした。

おばあさんの家に来て、スープを飲むお客様が、どんどん増えていくのを楽しむ子や、
一人一人のスープの取り分が、どんどん少なくなっていくのが、挿し絵からわかり、少なくなっちゃったねぇ‥と、心配している子もいました。

寒さに凍えて、お腹を空かせた動物たちは、
自分の分のスープが少なくなってしまうこと‥ 残念ですよね。

でも、次のお客様に「ダメだよ!」と、反対していたウサギも、キツネも‥
クマやリスたちのために、お皿を出したり‥スープを分けている様子が描かれています。

おばあさんの優しさに、心動かされ、皆で分け合う倖せに、気づいたのでしょう。

「残念なこと」の中に「倖せ」が、隠れていたのですね。

外は寒いのに、おばあさんの家は、暖かそうです。皆で飲むスープは、おばあさんや動物たちの、優しさの味がするんだろうなぁ‥と、読むたびに心があたたかくなる絵本です。

☆☆☆

日常で、人とのやりとりの中にも、ありませんか?

例えば‥
自分の取り分を人に分けてあげたとき、
自分の順番を人に譲ってあげたとき、
自分の都合を変えて人に合わせたとき、
‥など、
ちょっと大変 だったり、
ちょっと残念 だったり、
‥するかもしれません。
でも!

相手と分け合う倖せを感じたり、
相手の笑顔が嬉しかったり、
相手の感謝の言葉が嬉しかったり、

ちゃんと「倖せ」隠れていますよね(^^)

年末年始、心も体も忙しく‥調子を崩しやすい時期かと思います。
「おばあさんのスープ」のように、温かく優しい‥素敵な時間が、過ごせますように!

残念とか大変の中にある‥小さな倖せ、見つけていきましょう!

皆さま‥メリークリスマス☆彡

☆田中 里美☆

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