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素顔に近いペルソナを!

田中カウンセラー

こんにちは!
カウンセラーの 田中 里美 です。

HPのプロフィールにもありますが‥私は、二児の母です(^^)

子ども会の会長や役員、小学校のPTA役員、読み聞かせボランティア等にも参加しつつ‥ハウスクリーニングの仕事をしている‥
結構アクティブな‥子育て中ママです(笑)

そして、EDENのカウンセラーとしての私は、
「田中カウンセラー」として、クライエント様のお話をお聴きしています。

在宅での、電話カウンセラーなので、家族に理解してもらい、静かな環境を確保し、子どもたちに入って来ないよう声をかけてます。

だから‥私はその時間、母親  ではなく「田中カウンセラー」になれるのです。

☆☆☆

人は誰しも‥いくつもの人間関係に属して生きていて、その場に合わせた「顔」を、持っています。

自然に、無意識に‥その場の「人間関係」や「自分の立場」に合った「顔」をしているのです。

例えば、私なら‥

子どもたちの前では‥母親
主人の前では‥妻
父の前では‥娘
姉の前では‥妹
義両親の前では‥嫁
友達の前では‥友達
PTA役員会では‥役員の一員
仕事では‥ハウスクリーニングの清掃員

そして‥
カウンセリングEDENでは‥田中カウンセラー

思いつくままにあげてみましたが‥
まだ‥もっともっとたくさんあります。

このように、様々な場面で、誰もが無意識に使い分けている「顔」を、かの有名な‥心理学者の、カール・ダスタフ・ユングは「ペルソナ(仮面)」と名付けました。
「ペルソナ」とは本来、役者がかぶる仮面を指した言葉です。

つまり、ユングは「集団での役割」というものを、「集団に向けて自分が着ける仮面」に、例えたわけです。

☆☆☆

子どもの頃、母を見ていて‥不思議に思ったことがありました。

我が家は、よく人から電話が来る家でした。
(携帯電話なんて無い、黒電話の時代ですよ。笑)

私が母と、キッチンで雑談していた時に、電話が鳴ると‥母は「はい!○○でございます!」と、突然ワンオクターブ高い声になり、電話に出ます。

私はその、いつもの母とは違う‥よそ行きで気取った感じの声に、違和感を感じていました。

電話の相手が仕事の上司だと、緊張した表情で、
「どうも‥いつもお世話になっております。
あ‥○○の件ですか?すみません、少々お待ちいただけますか?」等、言葉遣いも変わりました。

電話の相手が父だと‥
「あ、あなた?今日も残業なの?気をつけてね。」

電話の相手が友達なら‥
「あら〜○○ちゃん?久しぶりね!元気だった〜?」

今思うと、私に向けている「母親」じゃない、違うペルソナが顔を出したから‥という、自然なことだったのだと思います。

母の口調から「誰からの電話か」がわかってしまうくらい、どれも、わかりやすいペルソナで、母に馴染んでいたと思います。

でも、母と楽しく雑談していた私からしたら‥
突然の電話に、母を取られてしまった気持ちです。

特に相手が友達だと、1時間位かかるので‥
「長電話嫌い!  お母さん、いつもと違う声だし‥変なの〜!」と思いながら、
「私の母」に戻ってくれるのを、待っていたのを覚えています。

そんな私も‥段々と、わかるようになりました!

大人になるにつれ‥たくさんのペルソナを持ち、その場に適応して使い分けることで、人と上手く距離を取ったりして、人間関係を作っているのですね。

☆☆☆

では、子どもには「ペルソナ」はないのか‥というと、そうではありません。

子どもの授業参観に行くと‥家とは全然違う様子が見られたり、しませんか?

家では甘えん坊でも、学校ではこんなに頑張り屋さんなんだ!って、驚くことはよくあることではと思います。

因みに‥我が家の次男は「参観に来ないでね!見られるのが恥ずかしいから!」‥と言います。

担任の話だと、次男は「クラスのまとめ役」として、リーダーみたいな存在らしいのです。
私の知る‥日頃の彼からは、想像も出来ません。

音楽祭では指揮者に立候補したようですが‥その話も本人からではなく、担任から後で聞いたのでした。

家では、私に我儘を言ってる次男は、私が学校に行くと、やりずらいのかもしれません。

学校での「リーダー格な顔」は家族に秘密で、
家での「我儘な顔」は、学校の皆には秘密‥なのかもしれないですね。

次男が、家と学校で‥性格が大きくペルソナを使っているのだということが、苦しさに繋がらないかなと、心配したりもしていますが、

家で甘えて、外で頑張れるようにと‥
ペルソナを使い、バランスを取っているのかもしれないし‥それも含めて「ありのままの彼」だと思い、そこを、わかってあげて、見守っていることが大切かなと思っています。

☆☆☆

ユングは「ペルソナ」を作り出しているのは、その人本人であり、その人の一部で「その人自身」だと述べながらも、
場合によっては‥「嘘の自分」を演じたり、「自分に合わないペルソナ」を着けることもあり、危険性があると、否定的な見方もしています。

誰もが持っているスキルでもあるけれど、

使い方を間違えると、苦しさに繋がることがあるのです。

集団の中で、上手くやろうと、頑張ってその場に合わせようと‥
「自分に合わないペルソナ」を、無理に着けていませんか?

意識的にか、無意識なのか‥色々なケースがありそうですが、

「この人は、ここではこんな人」と、その集団での役割(ペルソナ)を、自他共に認めてしまうため、違う一面を出しづらくなるのです。

「しっかり者のリーダー」は、いつも責任ある役割りを引き受けてしまい、本当は凄く負担で、でも代わって欲しいと言えなかったり‥

「ムードメーカー」になると、飲み会の席などで、きっとあの人が場を盛り上げてくれるはず!と、期待されてしまい、無理にテンションを上げて、疲れちゃったり‥
元気がないと「どうしたの?あなたらしくないわね!」なんて、言われてしまったり‥

期待され、応えなくちゃと無理してしまうようなペルソナを、着けているのは苦しいですね。

しっかり者だって‥万能じゃないし、
ムードメーカーだって‥盛り上げたくない気分の日もあります。

☆☆☆

皆さま、ペルソナは‥自分の素顔に近いものを、お使いですか?

「自分に合わないペルソナ」を着けてしまうと、苦しいし、外すタイミングも、難しいですから‥

素顔の自分に近くて馴染む‥無理のないもの、
不自然じゃないもの、サイズの合うもの‥が、良いですね!

☆田中 里美☆

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