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心の整理が苦しいときは‥

田中カウンセラー
2018年10月
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こんにちは!
カウンセラーの 田中 里美 です!

秋ですね〜
晩秋〜立冬へと、秋が深まり‥季節は冬へと移り変わっていきます。
この時期は、朝夕で寒暖の差がありますので、皆さま、体調を崩さないように、気をつけて下さいね。

秋は、過ごしやすく、色々な意欲が出てきます。
今年の私は「整理整頓の秋」です!

押入れ、クローゼットに眠る全然着ない服や、使わない物、など‥
いつかまた着よう!
そのうちまた使うかな?  ‥と思い、捨てずにしまってある物を、整理整頓をしたのです。
スッキリしましたよ〜(^^)

☆☆☆

さて、皆さまは‥
「整理整頓」の、本当の意味をご存知ですか?

「整理」‥いる物といらない物に分け、
いらない物を、取り除くこと

「整頓」‥いる物を整えて片付けること

「整理整頓」は、物を整えて片付ける‥という意味だと思っている人が、多いようですが、
それは「整頓」だけの意味です。
「整理=いらない物を取り除く」という意味があるんですよ。

部屋を片付けるには、まず、いる物といらない物に分別し、いらない物は捨てないと‥
いる物を使いやすく、きれいに片付けられるスペースが作れないですよね。

思い切って整理整頓すると、充実感があります。
なので‥私は、整理整頓が大好きです!

☆☆☆

きれいな部屋といえば‥私は、母方の祖母を思い出します。

祖母の家は、小さな貸家で、生活が苦しそうでしたが、いつも掃除が行き届いていて、埃一つ落ちていませんでした。

祖母は「整頓」のプロ!
でも‥「整理」は、苦手な人でした。

物を、凄く大切にしていた祖母は、
いらなくなった物も、なかなか思い切って捨てられず、捨てる前に、まだ使えないかを、もう一度よく考える人でした。

洋服を捨てる時は、ボタンを取り外して‥お菓子の空き缶にためていました。
ファスナーなども取り外し、布の部分は、使い捨て雑巾にしたり、窓拭きに使っていました。

祖母の家の押入れには、ボタンの他にも、ハギレ、包装紙、広告、紙袋、ビニール袋、リボン、ヒモ‥などなど、細かい物を仕分けして、取っておく箱が沢山ありました。

祖母はそれらを、時々再利用していましたが、
また次々と増えていき、まるでコレクションのようで、押入れは‥何かをためている箱で、いっぱいでした。

「まだ使えるよ、勿体ない!物を大切にしなさい!捨てるなら、おばあちゃんにちょうだい!」

周りの友達よりも、持っている玩具が少ない私が、ある物を使って‥楽しく遊べていたのは、新しい玩具をすぐに与えない母と、物を大切にすることを教えてくれた、祖母のおかげかもしれません。

でも、祖母のこのコレクション(?)は、とても良いことのようで‥整理せずに、整頓するため、

使うより、溜まるスピードが早く、
使うより、溜まる量も多いため、

どんどん増えていき‥押入れはパンパン!(笑)
「物を捨てられなさ過ぎるわ!」と、母は呆れていました。

☆☆☆

祖母は私に、自分の昔の話をたくさんしました。

祖母の人生は、波瀾万丈でした。
「おばあちゃんはね‥あの時は辛くてね‥」と、私に話しながら‥よく涙していました。

幼い私には、よくわからない話もあったけど、
私は祖母が大好きだったので、一生懸命に聴きました。

ある日の夕方‥
祖母と散歩した帰り道‥綺麗な夕焼け空を見ていたら、突然、祖母が泣き出しました。

「おばあちゃん、どうしたの?悲しいの?」
‥と、私は心配で仕方がなかったけど‥

「ごめんね、何でもないんだよ。
夕焼けが綺麗だから‥昔を思い出しちゃっただけ、おばあちゃんには、みーちゃん(私)がいるから、だから、悲しくないよ。」

私は、どうしたら良いかわからず‥祖母の手を、ぎゅうって握りました。

すると‥祖母は、もっと涙が止まらなくなり‥

「みーちゃんの手、あったかいね。大人にのに、泣いてばかりで、おばあちゃんはダメだね〜」って、泣きながら笑いました。

そして、ゴシゴシ!‥と、ハンカチで涙を拭き取り、いつもの笑顔になりました!

私は、当時8歳くらいでしたが‥笑顔になった祖母を見て、ホッとしたこと、鮮明に覚えています。

祖母は亡くなりましたが‥
私は、綺麗な秋の夕焼けを見ると‥涙した祖母を思い出します。

昔の辛かった出来事を話しては、涙していた祖母。

祖母にとっては、夕焼け空=孤独感  を思い出してしまうもの‥だったのです。
祖母の話と、祖母の辛さと、涙と夕焼けが‥今では、私の頭の中で繋がっています。

☆☆☆

祖母の話す辛さは、現在進行中の悩みではなく、もう済んだ‥遠い過去の話が殆どでした。
後悔の感情が湧き上がり‥もって行き場がなかったのだと思います。

物をなるべく捨てず、取っておくことを美徳にしていた祖母ですが‥
自分の心の中にある、過去の辛さも、
仕分けして箱に入れて、押入れに眠らせ‥なかなか捨てることが出来なかったのだと思います。

遠い昔の‥心の傷を、消すことは出来ないし‥
時々取り出して‥眺めては、思い出して涙して、
もう捨てればいいのに、また箱にしまう人は、本当に苦しいと思います。

でも、誰しも‥ありませんか?

もう要らないのに、捨てられない物
忘れたら楽なのに、忘れられない過去

心の「整理」って、簡単じゃないですよね。

でも、捨てることが、簡単じゃないから‥と、
持っていることを、選んでいるのも、その人自身なのです。

☆☆☆

その荷物、もし、思い出して苦しくなっていたら‥カウンセリングで話してみませんか?

私は、荷物を捨てるように‥無理に誘導したり、荷物の中身をこじ開けたりしません。

捨てたいのに、捨てられないって‥思うなら、まだ持ってた方がいいのかもしれないですから‥

でもね、私の祖母のように‥整理せずに、押入れに整頓しちゃう前に‥  こんな荷物だったんだね‥って、カウンセラーと一緒に眺めてみると‥

捨てられない苦しさごと、自分の一部に出来ることもあるかもしれないですよ。

☆田中 里美☆

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