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それなりの責任を持つ

中嶋カウンセラー

こんにちは。
カウンセラー中嶋です。

少し空気が涼しくなって、過ごしやすい季節になってきました。

この季節になると、風の匂いや、木々の匂いがとても心地よく感じる反面、日照時間が短くなってきて、少し、もの寂しくも感じます。

私が20代半ばの頃、丁度これくらいの季節にある人に言われた事を思い出します。

20代半ば。。。
7年程過ごした東京から、片田舎のふる里に戻って来たときのこと。

高校を卒業して間もなく上京した私は、若くてエネルギッシュで、しかも子供の頃からの夢であった音楽の世界に飛び込むことができ毎日毎日、とても刺激を感じながら生活をしていました。

そんな私が7年後、音楽の世界に限界を感じ、諦めるかたちで田舎に戻る事になったのです。

夏の事でした。

時間の流れや環境の違いはもちろん、友人達は家庭を築いていたり、子供を育てていたり、仕事もそこそこキャリアを積んでいたりと忙しくしていました。

そんな中、まるで浦島太郎みたいにポトンとタイムスリップしたようで、それはそれは、相当焦りました。

仕事や、将来の事への漠然とした不安。心配。

どんどん気持ちが
しぼんでいきました。

悶々とした毎日を過ごしていたある日、東京でお世話になったある方から電話をもらいました。

「どう?元気にしてるの?」

と、優しくかけてくれた声に、見栄をはって、

「めちゃめちゃ元気にしてますよ!」

と言いたいところでしたが、私はその時に感じていた辛い気持ちを、溢れ出してきたままに素直に伝え、思わず泣いてしまいました。

挙げ句の果てには、

「こんな風になるなら、東京なんかに行かなければよかった。」

と、言う始末。

その時、本当に後悔していたんです。

こんな惨めな気持ちになるなら、友人達と同じように、田舎で仕事して、当時お付き合いをしていた彼と結婚していたらよかった。

と。

少しの沈黙のあと、静かにその方は口を開きました。

けっこうな強い口調で。

「君は、18の時、自分の意思で、自分で決めて東京に出てきたんだろ?」

「そして、夢を叶えて、誰もが味わえる事ではない経験をしたんだ。」

「そして、諦めたのも、田舎に帰ると決めたの自分だ。」

「誰も頼んでいないし、全て自分で決めて、動いて来た結果だろ?」

そして、一喝。

「自分が決めてしてきた事には、責任をもて。」

「今、そんなキツい事、言わんといて下さいよ~ぅ。」

心の中で、そう思いましたが、

「はい。」

と答え、電話を切りました。

物わかりの悪い私は、何年もかかり、少しづつその意味を理解していきました。

行動に移す時には、勢いばかりではなくて。

かといって、石橋を叩きまくる訳でもなくて。

たとえ、上手くいかなくも

”自分で選んで行動したのなら、成功しても失敗しても、それなりの責任をもつ。”

を、頭の片隅において

これから進んで行こうと。

あれから約20年。

失敗も多いですが、自分の行動に納得をしながら、責任を持ちながら進んでいけていると思います。

全てが経験として、私を育てています。

そう教えてくれた方は、亡くなってしまいましたが、
今でも、本当に感謝しています。

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