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発達障害について

中嶋カウンセラー

こんにちは。
カウンセラー中嶋です。

早くも9月に入り、10日程が経とうとしています。

8月から大型台風がいくつも発生し、北海道では大地震が起きたりと、各地で大変な被害をもたらしました。

私の住む地域でも、台風により24時間以上も停電が続きました。

まずは被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

それでは、コラムに戻りたいと思います。

今回は、けっこう長文です。

疲れずに、最後まで読んで頂けたら幸いです。

私は仕事柄、(傷がい者支援員)色々な研修に参加させて頂くことがあります。

精神科医の先生、心理や発達を研究されている大学教授の先生などから学ばせて頂ける、本当に貴重な機会です。

先日も、とても意味のある研修に参加させて頂きました。

研修内容は、
”発達障害について。”

私はこの仕事に就く以前から、自閉症の妹がいることで、発達障害については色々と勉強をしていました。

現在は、ドラマやバラエティーなどでも、

”発達障害”

を題材とした番組もよく目にするので、言葉自体は認知度も高くなっているのではないかと思います。

その中でも、

”大人になって気づく発達障害。”

をテーマにした番組の反響は大きいようです。

今回のコラムは、

”生きづらさを感じながら生きている。”

と、感じておられる方々の目に止まって頂けたらと思っています。

ご理解頂きたいのは、

”生きづらさを感じているから必ず発達障害である。”

と言いたいのではなく、

”その可能性があり得る。”

と言う事を前提にお話をさせて頂きますのでご了承下さい。

まず、私が働いている
”障がい者入所施設”に入居されておられる利用者の皆さんは、幼い頃から顕著に障害特性(知的障害や、行動障害なども含む。)
が見られ、お医者様をはじめ、どなたから見ても障がい者であると分かるので、児童期には支援学校に通い、卒業後には、施設入所、あるいは在宅で、通所型作業所などを利用しながら生きていきます。

しかし、

”大人になってから、自分に発達障害があると知る。”

このような方々は、どこか不自然さがありながらも、定型形(健常者)としての生活を送れるスキルがあることで、

「はしゃぎ過ぎる子。」

「変わった子。」

「勉強のできない子。」

と言う印象をもたれる事はあっても、

”発達障害”

を疑われることはなく、その可能性を見落とされて成長していきます。

該当する方々は、

”数十年前までの世代。”

この世代(現20代~高年齢者)が、

”大人になってから自分が発達障害であると知る。”

当事者となっているのです。

現在では、幼稚園や小学校でも、発達障害にはよく目を向けられており、なるべく早くからの療育を受けられるようにと対策は進んでいてます。

1クラス40人の生徒がいるとして、軽度の知的障害を含めた発達障害の疑いがある児童の割合は、40人中、2~3人が該当すると言うデータもあるほどです。

発達障害の疑いが濃くなり、その子供に必要とあれば、一人一人に合わせた療育を受けるために設けられている支援学級で学びます。

しかし、

”発達障害”

と言う言葉すら、まるで知られていなかった数十年前の世代は、先にも書いたように、何も知る手立てがないまま成長していきます。

ちなみに、発達障害(知的障害を伴わない)を大きく分けると、このようなものがあります。

ADHD”注意欠陥多動性障害”

〈主な特徴〉
・整理整頓ができない。
・集中力が保てない。
・ケアレスミスが多い。
・衝動的、他動的である。
・臨機応変が苦手。

アスペルガー症候群
”現在は自閉症スペクトラムの1つ”

〈主な特徴〉
・コミュニケーションが苦手。
・相手の意図が読み取れない。
・空気をよむことが苦手。
・気を遣えない。
・こだわりが強い。
・IQが高い。

AD ”学習障害”

〈主な特徴〉
・読み書きが苦手である。
・漢字やひらがなが、なかなか覚えられない。
・計算が苦手。

というものです。

しかし、発達障害のある人には、ユーモアがあったり、憎めない人柄であったり、何かを極めたりと素晴らしい面もたくさんあり、
”個性的”で、”魅力的”な一面も持ち合わせていて、
かの有名なアインシュタインや、ビルゲイツ、チャップリンも発達障害者であったと言われています。

発達障害は、その特徴が個々に分かれているのではなく、重なりあっていることがほとんどです。

ケアレスミスが多く、数字に弱い。

片付けが苦手で、こだわりが強い。

など。

誰にでも、少しは当てはまる点があるのではないでしょうか?

なので、定型発達(健常者)
だって、言ってみれば、みんな
”グレーゾーン”
な訳です。

では、どこからが

”大人になってから自分が発達障害だと知る。”

という人になっていくのか。

それは、

”生きづらくなっていく。”

事が、サインなんです。

学校や社会で、人間関係が上手く築けないかったり、トラブルが多くなったり。

社会に出て働き始めて、臨機応変に動けなかったり、忘れ物が多かったり、ケアレスミスが続いたり。

そうすることで、周りから否定されたり、自分自身も自分の事を否定したりして、
「どうしてみんなと同じ事ができないのか。」

「努力が足りないのか。」

と、自分を責め、二次障害として、うつ病や引きこもりになってしまう方々も、実際、多く存在します。

そうして、精神の病院に行き、症状や、自分のできないことを話し、原因を辿ると、発達障害であったことが分かるようになります。

これが、実はとても大切な事なんです。

長きに渡って苦しんできた

「どうしてもできなかったこと。」

が、

「自分の努力不足ではなかったんだ。」

「自分が悪いのではなかったんだ。」

と、腑に落ちて、ほっとするという結果がほとんどだそうです。

そこから薬での治療や、行動療法を経て、生きづらさから解放されて行きます。

発達障害は生まれつきの脳の機能障害であり、

”治る”

ということはありませんが、自分を知る事で、工夫をしたり、大きな失敗に繋がらないように対策をしていけるんです。

先にも、話しましたが、
「生きづらいから。」

「当てはまる事があるから。」

と言って、必ず発達障害であるとは言い切れませんが、1つの手段として、自分を知る事は大切だと言うことです。

これが、先日の研修で学んだ、大変興味深いお話です。

長文、お付き合い頂きありがとうございました。

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