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言霊ごと受けとめます

田中カウンセラー
2018年8月
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こんにちは!
カウンセラーの 田中 里美 です。

皆さまは「言葉」に「言霊(ことだま)」というものがあること、ご存知でしょうか?

-言霊-
言葉に宿る「霊」の意。
古代の日本人は言葉に宿る霊力が,言語表現の内容を現実に実現することがあると信じていた。
言霊の信仰によって言葉を積極的に使って言霊をはたらかせようとする考えと,言葉の使用をつつしんだり避けたりする考えとの二つの面がある。
日本では和歌において言霊の思想がうけつがれ,のちの時代にまで影響を与えた。

昔の人は「言葉に霊力が宿っている」と、信じていたのですね。
今でも‥「不吉な言葉」「縁起が良い言葉」などという観念があるのは、その名残りかもしれません。

私は「言霊」に、霊力があるとは‥正直わかりませんが‥
「言霊」には、気持ちを前向きにする「プラスの言霊」と、逆に‥気持ちが下向きになる「マイナスの言霊」があり、
言霊の力を、上手く使うと‥人の心に良い効果があると思っています。

☆☆☆

私は保育士時代、保護者から発達相談をされる機会が、多々ありました。

自分の子どもの発達が、周りの子と比べ、遅れているのでは‥と、過剰に心配しているお母さんから、相談をされた時のことです。

「先生、うちの子‥もう○歳になるのに、〜が出来ないんです。大丈夫でしょうか?」

私は、子どもの心身の発達のプロとして、援助やアドバイスをするのですが、
この場合は、その子への援助より、
お母さんが「焦らずゆっくり見守る気持ち」が、
一番大切では‥と思いました。

私は、その方の話をよく聴いて、心配な気持ちを受け止め、そのあとで‥

「お母さん、○歳位だと‥〜が出来る子も、まだ出来ない子もいます。発達には個人差がありますよ。お子さんのことを、もう○歳!ではなく、まだ○歳‥って、考えて、見守ってみませんか?」

‥と、お話しました。

この方の台詞の「もう  ○歳」の「もう」には、焦りの気持ちを促進させる‥言霊が潜み、

私の台詞の「まだ  ○歳」の「まだ」は、焦る気持ちをしずめる効果がある‥言霊を持っています。

「もう○歳なのに!」→「まだ○歳だもの‥」

言葉に込められている気持ちが、全然違いますから、言葉が持つ力「言霊」の効果も違います!

私が「まだ○歳」という言葉で話したことにより、お母さんの表情がやわらかく‥穏やかになった様子は、今でも覚えています。

☆☆☆

こんな風に‥保育士としては、言霊の力を使って‥
お母さん方の、心配や不安に対して、アドバイスしていた私ですが、

心理カウンセラー  としての私は、言霊の力は使わないようにしています。

例えば‥上にあげた例と同じような
「過剰な心配症のお母さん」が、カウンセリングに訪れたなら、

私はその方が使った「もう」を「まだ」に、言い換え、保育の専門知識を用いての‥発達の個人差を語ることはしません。
「焦らず‥見守ってみましょうよ!」というアドバイスもしません。
(エデンHPのプロフを見て「元保育士」としての私を求めていらした場合は、要望があれば、発達の援助についてのアドバイスも致します。
でも、自分からはしません。)

クライエント様が「もう」という言葉で表現したのですから、「もう」に、込められている‥心配、不安、その背景‥に、とことん寄り添い、
「もう」と思う心を、そのまま受け止めます。

何故なら‥心理カウンセラーの私は、保育士でも、育児相談員でもなく「心に寄り添う存在」だからです。

☆☆☆

①「もう疲れちゃって、限界です!」
②「どうせ自分なんて‥何も取り柄ないから!」
③「気分が憂鬱で、何もやる気がおきません!」
↑↑
このような‥ネガティブな言葉たちには、
「マイナスの言霊」が宿っています。

もしかしたら‥これを聞いた家族や友人や、周囲の人達は、①〜③ を聞いた後に‥こんな台詞↓を言うかもしれません。

①「あと少しだから、頑張ろう!」
②「そんなことないよ!あなたには良いところもあるよ!」
③「気分転換して、気持ち切り替えて頑張りましょう!」
↑↑
このように「マイナスの言霊」を打ち消すように‥ポジティブになろうよ!と「プラスの言霊」を、上から被せるのです。

「元気出して、前向きに行こうよ!」って、励ましたくなる気持ちは、人間として当然だし、
何より、あなたのためを思って、言ってくれているので‥これで、気持ちが切り替わることもあるかもしれませんね。

☆☆☆

でもカウンセラーは‥クライエント様が発した「マイナスの言霊」に「プラスの言霊」を被せることはしません。

まず「この方は、どの位重たい荷物を抱えているのだろうか」‥と、辛さに寄り添います。

「マイナスの言霊」は、簡単に連発出来る方と、
なかなか発せない方がいます。
もしも後者なら‥相当心が苦しい状態です。

そこに「プラスの言霊」を押し付けられると‥
「弱音を吐く今の自分はダメだ」と、否定された気持ちになり、更に苦しくなることもあるかもしれないですよね。

クライエント様が発する「ネガティブな言葉たち」は、クライエント様の大切な感情の表れです。

「今、そう感じていらっしゃるんですね‥」
‥と、その方が「感じたまま」を、
マイナスの言霊ごと!大切に受け止めます。

☆☆☆

「最近、マイナスの言霊が溜まってきたなぁ」と、心に苦しさを感じたら‥カウンセリングで話してみませんか?

カウンセラーは、あなたの感じたままを‥ありのままに、受け止めます。

思い切りマイナスの言霊を吐き出して、カウンセラーと共有してみませんか?

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