心について正しく理解し活用できるサイト

希望ある明日のために

田中カウンセラー

こんにちは!
カウンセラーの 田中 里美 です!

皆さまは、こんな言葉を知っていますか?

『たとえ明日 世界が滅亡しようとも

今日 私はリンゴの木を植える』

ドイツの神学者(聖職者・学者・教授でもある)
ルターの 名言です。

ルターは、1517年に『95カ条の論議』をウ”ィッテンベルクの教会に掲出したことを発端に、ローマ・カトリック協会から分離しプロテスタントが誕生した宗教改革の中心人物です。

『世界が滅びる明日』はカトリック派に弾圧を受けるプロテスタント派の危機を、
『今日、リンゴの木を植える』はプロテスタント派のキリスト教義(リンゴの木)の布教を意味しています。
つまり自分への弾圧があろうと、自分の決めたことを貫く、というのが名言の真意です。

☆☆☆

私がこの名言を知ったのは、高校二年(17歳)の時の、世界史の授業でした。

当時、私は友達関係に悩んでいました。

仲の良い四人で、休み時間や昼食などを一緒に行動していたのですが‥ある日、三人が急によそよそしくなり、私から離れていったのです。

私は、自分に非があったかを懸命に考えましたが、思い当たりませんでした。勇気を出して聞いてみましたが、無視されました。

元々、クラス全体の雰囲気が悪く‥既にイジメが起きている居心地の悪いクラスでしたので、他のクラスメイトも、誰も助けてはくれません。

こんなクラスでも、ここにいれば安心!と思える「私の居場所」さえ、なくなってしまったのです。

嫌がらせをしてくるわけではないけど‥無視されるって、辛いです。
自分の存在自体を否定されたように感じ、凄く傷つきます。
毎朝、学校に行くのが憂鬱でした。
昼休み‥一人で昼食を食べることが嫌で、昼食を抜いていたので痩せました。

「どうしたら、また私を仲間に入れてくれる?
私のどこが嫌だったの?謝るから‥なおすから仲間に入れて!」

‥と、彼女たちにいつ言おうか、そればかり考えていたある日‥

ルターの、この言葉を聞いたのです!
この言葉は、私の心に響きました。

私は世界が滅亡するかもしれない状況で「リンゴの木を植える」って‥凄いことだと思いました。

17歳という私の時間は、世界の大半を「友達」が占めていました。
あの頃の私にとって「突然の独りぼっち」は、
「世界の滅亡」くらい、重大な事件だったのです。

私も‥リンゴの木を植えてみようかな?

私にとっての「リンゴの木を植えること」とは、

「悪いことはしていないのだから、堂々といる。
私は私の‥高校生活を諦めない!!
希望を捨てずに、前向きに毎日を過ごす!」

‥であると思いました。

当時は、ただ‥ルターの言葉で、勇気が出てきただけのように記憶していますが、
今思うと、こんな気持ちがあったんだと思います。

☆☆☆

私は、クラスに友達が一人もいなくても全然平気な「一匹オオカミ」になる決心をしました。

普通に登校し授業を受け、必要ならクラスメイトと会話し、部活にも行きました。
幸い隣のクラスに友達が数人いたので、お昼休みは隣のクラスで過ごしました。
だって「友達」が皆無な高校生活なんて、私にとって‥白黒写真です。寂しいです。
やはり本当の独りぼっちは嫌でした。
隣のクラスの友達が、私を受け入れてくれたこと‥凄く有り難かったです。

A組には友達は皆無!
でもB組には‥友達がいました☆

正直最初は強がって、平気なフリをしていました。
でも‥いつのまにか気にならなくなり、「一人」を、楽しむ余裕も出来ました。
次第に‥クラスメイト数人が、私に話しかけてきてくれ、新しい友達が出来はじめました。

そんなある日、私を外した三人のうち一人が、私に謝ってきました。

その子が、私が外された本当の理由を教えてくれましたが、私に非があるとは全然思えない、理不尽な理由で、正直「そんなことで私は外されたの?」と、思いました。
それを聞いた時の私にとっては、もうそれは「小さい事」でした。

あの時、あの言葉と出会わなければ‥自分は悪くないのに「小さい事」とも思えずに、彼女たちに許しを請い、謝っていたと思います。
そして、顔色を気にしながら、本当は辛いのに作り笑顔で「形だけの友達」を続けていたかもしれません。

☆☆☆

絶望の中で、なんとかしようともがいても、状況は簡単には変わらないものです。
それならば「辛さ」を抱えながらでも、自分の出来ることをやり‥毎日を過ごしていく!

そうしていれば‥少しずつ、何かが変わることもあるし、自分の抱えた辛さの中から、新しい世界を見つけるられることもあります。

「相手を変えることが無理なら、自分が変わる勇気を持つこと」
高校生の時の‥私のリンゴの木には、こんな実がなり、その後の私の人生にも生かされています。

☆☆☆

長い人生の中で、世界の終わりのような気持ちになること、誰でもあることでしょう。
そんな時、どうしたら良いでしょうか?

何とかしようと行動する人
嵐が過ぎるのをじっと待つ人
辛い状況から回避する人

どれを選んでもいいと思います。
「何かを変える」のも「そのままでいる」のも自由です。自分の意思で、自分が行きたい道に進むことが大切です。

でも、どうか忘れないで下さい。
どんな状況でも‥必ず明日はやって来ます!
だから、希望はあるのです!

私は、希望ある明日への第一歩は「辛い自分を知ること」だと思います。
自分を知るために、自分の苦しさを、カウンセリングで話すことで、何かに気づくかもしれません。

そして、焦らず!ゆっくりでいいので‥
あなただけの「リンゴの木」を植えてみませんか?

それはもしかしたら‥新しい世界の扉に繋がるかもしれないですよ。

☆田中 里美☆

コメント