カウンセリングエデンHPへ

心の仕組みを正しく学ぶことは一生の財産

心の理解と活用
2019年1月
« 12月 2月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031 

受け入れ難いもの

世の中には、

納得のいかないこと、

自分の好まないこと、

受け入れ難いこと

がたくさんあります。

怒り、憤慨、困惑、苦悶、焦燥、敵意・・・。

心の中が、こんな感情で埋められていくと

人は苦しさを感じはじめます。

「受け入れなよ。」

とある親しい友人が言ったとします。

これは、最終的には正解でもあるのですが、その答えは、あなたの現在の心とは、あまりに飛躍しすぎています。

簡単には受け入れられない何かがあるのです。

そういう感情として湧き上がる理由があるのです。

でも、それをきちんと理解するのは簡単なことではありません。

自己不一致の状態

誰でも、こんな経験があることと思います。


友達とにこやかに話していたとき、ある言葉にブチ切れてしまった。

旦那の繰り返されるある行動に対して、一気に文句の言葉を浴びせかけた。

会社で小言を言い続ける上司に、ある日思いっきり言い返してやった。


望んでいない行動を、感情任せにやってしまったと後悔するに違いありません。

これは、あなたの心が、感情・思考・行動が一貫していない、自己不一致の状態であることを示しています。

心の中に本当の感情を抱えていて、それを抑圧しながら人と接する。

我慢を重ね、とうとうその感情が飛び出してしまった。

そもそも、人は、自己一致できているときが、心が最も安定して、自己実現もできる状態なのです。

自己一致の状態を保つためには、完全なる自己受容が必要です。

受け入れ難さをたっぷりと感じる

人は、自分の内にいろんなものを取り込んでいるため、一見心の中は複雑に見えますが、心のはたらき自体は、いたってシンプルなものです。

 

嫌いなもの、苦手なもの、耐え難いものを一つ思い浮かべてください。

 

それは、「あなたにとって受け入れ難いもの」として認知されていて、ある特定の感情を起こすことにつながっているはずです。

 


嫌味な言葉を言う上司に、怒りを感じる。

清潔でない人に対して、嫌悪感を感じる。

嘘をつく人に、許せなさを感じる。

不正を働く人に、罪深さを感じる。

突然起きた身内の不幸に、絶望感をもつ。

たびたび襲う胃の痛みに、不安感を持つ。


感情には、スピードがあります。

というよりも、自動思考が働いていますので、一気に感情に飛ぶ感じです。

そして、思考を押しのけて、働きます。

感情に支配されると、通常の思考が働きにくい感覚になるのがそれですね。

そこで、最適な対処法があります。

 

感情を感じたときには、それをたっぷりと感じることです。

 

カウンセリング中に必ずクライエント様にお伝えすることですが、これに尽きます。

(*具体的にどう感じとるかのエクササイズはセッションでお伝えしています。)

 

「今、自分がそう感じているんだなあとしばらくの間、感じてみてください。」

 

今、自分は腹立たしいと思っているんだなあ。

 

感じている間は、言葉を発することもないし、行動を起こすこともありません。

すると、感じている自分が感じられている自分の存在を認めます。

ややこしく感じるかもしれませんね。

自分の中に、2人の自分がいて、一人の自分がもう一人の自分を温かく見つめている。

自己受容

つまり、自分で自分を受け入れている状態を作り出しているんです。

自分で自分を抱きしめているような感覚です。

 

感じることで生み出される効果

その効果は、これだけではありません。

 

人間は、自分を受容できる程でしか、他人を受容できません。

 

自己受容レベルが3なら、他者受容レベルも3です。

つまり、受容には、自他の境界は存在しないということ。

 

自己受容の深さ = 他者受容の深さ

 

なのです。

 

あなたが感情が働いた現場で、自己受容をすることは、同時に他者受容もしているということなんです。

 

自分がこう感じているということは、相手も自分の中で何かを感じているのかもしれない。

 

他者とは、相手の人だけではありません。

自分の周りすべてです。

 

「嫌味な言葉を言う上司」を例に挙げてみます。


あなたは、上司から嫌味な言葉を言われて、ムラムラと怒りを感じました。

そこで、自己受容をします。

「ああ、私は、今、この人に対して怒りを感じているんだなあ。」と感じます。

その間は、感じ入っていますので、言葉も行動も出ることはありません。

同時に、相手に対しても、これを当てはめています。

「今、この人は気分を害しているんだなあ。」という感じ方が必ず心の中に表れます。

「朝、奥様とけんかしてきたのかもしれない。何か業績で追い詰められているかもしれない。」と、背景までも見えてきたりします。

今日は虫の居所が悪そうだわ。朝、奥様とけんかでもしてきたのかも。とりあえず、聞くだけ聞いてみようかしら・・・。

 


 

人間は、自分に対してできることは、相手に対してもできるものです。

そのうちに、あなたの怒りの感情はきっと緩まっているはずです。

心の仕組みを学ぶ

心の学びは、カウンセリングで深めることができます。いや、私はカウンセラーですから、カウンセリングを通してでしか学べないと断言します。

前にも同じことが何度もあったわ。

 

あのときあの言葉に、怒って言い返したっけ。

 

そういえば、小学生の時に、母の一言に怒りを覚えたなあ。

 

そうか、みんな自分が嫌いな言葉ばかりだ。

 

自分自身がそうなることに許せなさを持ってるから、それを言われると無性に腹が立つということだわ。

 

 

・・・・と、ここまで深められたら、あなたは心の仕組みを相当深く学んでいます。

そしたら、そのまま相手にも適用させてみましょう。

これは、相手の心にも同様に起こっていることなんです。

相手には、相手の心のはたらき方があり、あなたという媒体を通して、自分の許せなさを感じて、言葉に出しているだけのこと。

つまり、あなたにとっては相手は媒体であり、相手にとってはあなたは媒体。

お互いに自分の心の中でのはたらき合いをしているだけということなんですね。

 

ここまで自己理解が進めば、他者理解も進んでいます。

「自己理解=他者理解」です。

他者理解ができる人は、人間関係を上手に作っていけます。

そんな人は、自分の心に素直に向き合って、人の心に澄み切った心で対することができますので、周りに敵を作り出しません。

もしも、周りが味方で埋め尽くされたら、あなたの人生そのものが変わっていくと思いませんか。

目の前のことはすべて自分が作り出す世界

感情をモニタリングしてみる

感情を表す言葉は他にもたくさんあります。

諦め 驚き 楽しみ 悲しみ 怒り 苦悶 いらだち 不安  魅力 優しさ 慈悲 軽蔑 満足  落胆 意気消沈 欲望 希望 絶望 失望 無念 嫌悪  困惑 熱中 嫉妬 羨望 劣等感 多幸感 興奮 恐怖 フラストレーション 罪悪感 幸福 憎悪 怨み ホームシック 敵意 恥 ヒステリー 心酔  侮蔑 激昂 孤独 寂しさ 憧れ 愛憎 メランコリー パニック  傲慢 残念 拒絶 良心の呵責  羞恥心 人見知り 衝撃 悲痛 悔しさ 後悔  同情 共感 哀れみ 苦しみ 驚愕  心配 熱心 熱意

これらは、喜び、悲しみ、不安、怒りの4つに分類できます。

自分の感情を1週間モニタリングしてみると、よくわかります。


今日は残業がなくてラッキーと思ったら、喜び

待ち合わせをして恋人が来なかったら、悲しみ

旦那の帰りが遅くて一人で待つ時の、不安

レジ待ちの列に横入りされた時の、怒り


モニタリングによって、自分の感情の傾向性をつかむことができます。

喜びの感情は別として、不安、悲しみ、怒りのマイナス感情は、行動にも影響を及ぼすため、人は何とかこれを通常の状態に持って行こうとします。

これが、無意識の中の心のはたらきである防衛機制です。


  1. 待ち人が来なかったら、相手は何かの都合によってこれなかったに違いないと理由をつけて、悲しみの感情を弱めようとします。
  2. 帰りの遅いご主人には、今日は残業に違いないと考えて、不安を緩めようとします。
  3. スーパーのレジ待ちに横入りされたら、この人は品物が少ないからいいかと自らの怒りを鎮めたりします。

感情は、周りで起こることによって、自分の心から引き出されているものです。それに、対処する方法を自ら身に付けて、コントロールしています。

でも、時に感情が大きなバグを起こすと、そのコントロールを超えて、行動に出てしまうことがあります。

上の例では、こんな結果になったりします。


  1. 来ない待ち人に、怒りの電話を入れてしまった。
  2. 帰りの遅いご主人に、不満をぶちまけた。
  3. 割り込んだ人に文句を言って、大喧嘩に発展した。

人は、心の状態が気分によって浮き沈みがありますので、感情をコントロールしきれないときがあります。

でも、我々は、日常的に起こるこれらの感情が、どこからどうやってくるのかを考えることはありません。

そんなことを考える前に、感情は物事に対してスピード感を持って働くため、防衛機制としてコントロールされたり、外部に放出されたりして、なんらかの形ですでに処理をされています。

そして、感情は、人の心に次から次へと湧き上がってきます。

前の感情は、次に起こる感情によって、打ち消されたり、書き換えられたり・・・。

とても、つかみどころのない存在なのです。

起こること一つ一つが心のはたらきによるものですから、本来なら、この時こそがあなたの心の仕組みを学べる絶好の材料なのですが、どうしても日常の多忙な生活の中でうやむやになってしまいます。

そして、時がたてば、すでに過去のものとして埋もれて、忘れ去られてしまうのです。

 

だから、今こそ心の仕組みを徹底的に学びませんか。

そして、安定した心を手に入れ、その心をうまく活用できるようになりませんか。

 

自分の感情の出所がわかり、自分の真の心のはたらき方が理解できれば、それこそ完全のあなたの心は自分自身で統制され、思う通りに使っていくことさえできるのです。

そしたら、あなたは、もう周りに対処する自分ではなくなります。

 

大偉業を成し遂げた人も、自分の心をコントロールすることは難しかった。

世界を制覇したマイクタイソンしかり、タイガーウッズしかり・・・、

心を制覇することは、人生において永遠のテーマでもあります。

周りの存在には意味はない

私は、カウンセリング時にはクライエント様に、

 

「周りに存在するもの・人・ことに意味はありません。」

 

と必ずお伝えしています。

 

例えば、出来事を例にあげてみると、

我々の身の周りに起きることに、良い出来事と悪い出来事があるわけではありません。

私たちが「良いと判断する」あるいは、「悪いと判断する」出来事が起きただけです。

 

例えば、平日の午後、列車を待っている人が大勢ホームに立っています。予定時間を過ぎてもやってこない列車に対して湧きあがる感情は・・・。

 


会議の開始時刻に間に合わないと怒りだす人。

早くしないと定刻通りに帰社できないと焦る人。

出産の立ち合いの時刻に間に合わないと不安をかきたてる人。

保育園のお迎えに間に合わないとイライラし始める人。

読みかけの小説の続きが読めると喜ぶ人。

時間が有り余っていて思考にふける人。


 

湧きあがる感情は、人それぞれです。

でも、本質的に、感情は出来事とリンクしているのではありません。

リンクしているのは自分の内部にあるものなんです。

周りで起こること、存在するもの・人は、ただただ自然に存在しているだけなのです。

 

感情の出所を知ること

感情というものは、無意識の領域において下された判断に基づいて蓄えられたエネルギーの表現です。

でも、感情は、あなたの本質的な部分ではありません。

あなたという存在が、経験し記憶した情報を使い、それらを総合的に判断した結果、感情が湧きあがるだけなんです。

ということは、湧きあがる感情によって、自分の深層心理にどんな判断基準があるのかをつかむことができるとも言えます。

そこにこそ、あなたの本質が存在していると考えるべきです。

はるか昔に獲得した、目で見ることのできない、自分が持ち続けている「決めごと」を湧きあがる感情によって見せられている。

そんなふうにイメージしてみましょう。

あなたのその感情は、どんな決めごとから来ていますか。

 

カウンセリングを通してでしか学べないこと

これまで書いたことって、カウンセリングの中身を暴露していることではないかと思うかもしれません。

でも、わたしは、心の学びは自分の心を通してでしか学べないものとだ思っています。

つまり、いくら、本を読んでわかっても、講座を受けて心理学を学ぼうとも、自分の心で実感しないと本当には理解できないものなのです。

そして、本当に理解できた人が、それを活用して、豊かな人生を送れると思っています。

だから、この記事を読んだ方は、そうなのかと思うだけで終わってしまうと思います。

 

私は、自分の心を通して心の仕組みを実感してわかっていること、そしてその経験をもとに臨床経験を数多く積んでいることがプロのカウンセラーの条件だと思っています。

カウンセラーとして真の実力を身に付けている方なら、このことがきっと理解いただけるでしょう。

あなたが、自分の人生に当てはめて、このような自分だけの心のはたらき方への理解へ到達できたなら、この記事には、カウンセリングを受けたことと同様の何万円もの値打ちがあります。

ぜひ、時間をかけてでも、チャレンジしてみてください。

 

いつも書いていますが、どんなに近い人とも親しい人とも、必ず別れる時が来ます。でも、自分の心とは、一生付き合っていきます。

心はあなたの一生の友なのですから。

自分の心のはたらきを正しく理解したあなたは、一生を通して、自己一致できる方法を示した人生の地図を手に入れたと言えます。

コメント