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心の中にある変えようのないものと変えられるもの

心の理解と活用
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誰もが持つ思考の癖

子ども時代に周りと比較されて育つと、何でも人と比べる思考を身に付けます。

何かにつけ叱られて育つと、自分は何をやってもダメだという思考を身に付けます。

人の悪口を聞かされて育つと、何かにつけ人の評価に敏感な思考を身に付けます。

失敗が許されない環境で育つと、オールオアナッシングの思考を身に付けます。

これらは自動思考(思考の癖)と呼ばれるもので、無意識の中に書き込まれているものです。

このようなマイナス思考のイメージは、ネガティブな行動に発展していきます。

他人を責めることで問題解決したり、何かにつけ自分の優位性を主張することで必死に自分自身を守ろうとしたりします。

では、どうやって無意識にある思考癖を書き換えることができるのでしょうか。

子どものころのあなたを愛すること

大人になってずっと親を恨み続けている人に時々出会います。

今ある自分のダメな部分は、すべて親が原因によるものだ。

そう言い放ちます。

私は、感情に寄り添いながらも、それにはある一つのことが完全に欠けていることがわかります。

それは、過去には変えられないものがあるということを理解していないということ。

親の存在

親のしたこと、言ったこと

育った環境

家族関係

変えられないことに原因を持ってきても、変えようがないので決してあなたの悩みは解決しません。

それなら、変えられるものがあると考えてみましょう。

それが、あなたの思考です。


周りと比較されて育ったあなたは、自分を守るために、周りよりも優位に立とうと努力することを通して、人と比べる思考を身に着けました。

自分を否定されて育ったあなたは、自分を守るために、何をやってもダメだとあきらめてしまうことを学びました。

悪口を聞かされて育ったあなたは、自分を守るために、人のことを悪く思ってはいけないという窮屈な思考を身に付けました。

失敗することが許されなかったあなたは、自分を守るために、成功という結果がすべてだという思考を身に付けました。


お分かりのように、すべて自己防衛してきたんです。

小さいあなたが、我が身を守るために、生きるために必死になって身に付けていったんです。

とても、けなげだと思いませんか。

純粋な心だと思いませんか。

ここをたっぷりと感じてください。

 

そしたら、変えられないものから、身を守るために、絞り出した思考に何の罪もないものだということがお分かりいただけるでしょう。

カウンセリングにおいて、あなたはありのままのあなたでいいのですよと申し上げるのは、実はこの点にあります。

もし、これを、ダメだと否定するカウンセラーがいたら、すぐにカウンセリングを中断してください。

確かに悩みの原因は、ここにあります。

でも、それを生み出した経緯を理解すれば、あなたは自分のことがもっともっと愛せるようになるはずです。

感じて、癒して、受容する。

そして、手放して、あきらめる。

「手放す、あきらめる」ができれば、残っている思考が変えられるものです。

あとはあなたのなりたい自分への想いが、思考癖を書き換えようと動き出していくはずです。

変えられるものを意識すること

親のしたことや育った環境は変えられないが、それによって作り上げられた思考はどうにでも変えられる

自分の経験を通しての心の理解が、最強の理解です。

どんな心理学の教科書も及びません。

もしも、

親に言われたことをずっと恨んでいる。

親に言われたことを、今でも忠実に守ろうとしている。

そんな方は、親の亡霊が未だにとりついていると思ってください。

そして、それらを身にまといながら生き続けることになるのです。


その時の親の言葉は、子どものあなたに言ったことです。

それほど大きな意味のある言葉でもないかもしれません。

大人になった今のあなたには、必要のないものかもしれません。

必要のないものを持ち続けていては、決して新しいものは入っていきません。

そして、大人のあなたには、自分で選択する自由も権利も与えられています。


実は、私自身も親に言われた言葉によって、人生を左右するまでに至った経験の持ち主です。

筆者の決めごとを書き換えた体験談の記事はこちら

 

もしも、親の言葉に今だにもがき苦しんでいる方がいたら、そのままにしておかずに、じっくり整理してみませんか。


親の言った言葉は変えられないとまずは受け入れましょう。

そのときに小さな自分はどんな感情を持ちましたか。

その感情が大人の今でもよみがえってくることはありますか。

そのことから、どんな考えを持つようになりましたか。(ここ大事)

それは自分の思考パターンとして繰り返されてきましたか。

そして、その思考から決まった行動が生まれていませんか。


この思考の整理に手を差し伸べて、本当の思いを引き出し、自分の作り上げたマイナスイメージ型の思考パターンに気づき、これまでとは違ったポジティブな行動を作り出していくこともカウンセリングでは可能なことです。

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